小規模企業共済制度について
小規模企業共済制度とは、独立行政法人中小企業基盤整備機構(中小機構)が運営している共済制度です。
この制度は、個人事業をやめた時、会社等の役員を退職した時、個人事業を廃業した時などの生活資金を積み立てておくための制度です。
積み立ての掛金に応じた共済金を受け取ることができます。
上手く活用している方も多い制度ですので、ご紹介しておきます。
【掛金について】
月額の掛金が1,000円から70,000円までの範囲で選択でき、その掛金は税法上、全額が課税対象となる所得から控除されます 。
掛金を自由に設定する事ができるため、無理なく積み立てる事が可能です。
また、掛けた分だけ節税も可能になります。
【解約手当金について】
共済金(解約手当金)は掛金の納付月数に応じて、掛金合計額の80%~120%相当額が受け取れます。
掛金の納付月数が240カ月未満の場合は掛金合計額を下回ります。
また、解約時の解約手当金は税金の対象になりますが、個人事業主であれば退職金にあてることにより、税金の負担を軽減する事ができます。
他にも契約者貸付制度など、資金調達の手段もございます。
ご相談等ございましたら、当事務所までお気軽にご相談下さい。
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