2014.12.05
寡婦控除とは、確定申告時に納税者本人が「寡婦」であるときに受けることができる所得控除のことです。
寡婦控除の対象となる「寡婦」とは、次のいずれかの要件に該当する人をいいます。
1. 夫と死別し、若しくは離婚した後婚姻をしていない人又は夫の生死が明らかでない
一定の人で扶養親族がいる又は総所得金額が38万円以下の生計を一にする子
(他の人の控除対象配偶者又は扶養親族となっていない人に限る)がある人
2. 夫と死別した後婚姻をしていない又は夫の生死が明らかでない一定の人で
合計所得金額が500万円以下の人
また寡婦に該当する人が以下の3つの条件を全て満たしている時には「特定の寡婦」に該当し
寡婦控除に金額を上乗せした控除を受ける事ができます。
1. 夫と死別し、又は離婚した後婚姻をしていない人や夫の生死が明らかでない一定の人
2. 扶養親族である子がいる人
3. 合計所得金額が500万円以下の人
寡婦控除で控除できる金額は27万円、特定の寡婦に該当する場合は35万円です。
扶養親族又は生計を一にする子には年齢制限はありません。
また男性の納税者が寡夫にあてはまる場合の所得控除は上記の要件とは異なります。
詳しくは当事務所までお問い合わせください。
給与所得者が提出した所得税の還付申告書は、原則として取り下げることができるでしょうか。 確定申告行為は、申告と同時に税額が具体的に確定するものです。 よって、原…(続きを読む)
新規住宅の居住年から3年目に「従前住宅」を譲渡した場合に、従前住宅について居住用財産の譲渡特例を受けるときは、新規住宅について住宅ローン控除の適用が受けられませ…(続きを読む)
源泉所得税の納付が一日でも遅れてしまいますと、不納付加算税が課されます。 ただし、以下の場合等は課されません。 ①不納付加算税の金額が5000円未…(続きを読む)
キャッシュカードを使った時などにたまったポイントの税金について、今回はポイント投資についてご紹介します。 ポイント投資とは?課税関係は? 最近、ポイント投資とい…(続きを読む)
復興特別所得税が創設されましたのでお知らせします。 所得税について、H25年からH49年まで25年間、2.1%の復興特別所得税が上乗せされます。例えば、年間10…(続きを読む)
保険を個人契約から法人契約に変更した場合の注意点についてご紹介させて頂きます。 個人で契約した保険のすべての権利を法人に譲り受けることになります。法人は、解約返…(続きを読む)