確定申告の時期がやってまいりました。
青色申告で複式簿記で記帳していくにあたって、「借方(かりかた)と貸方(かしかた)」を理解していく必要があります。
なぜ、借方というのか?
なぜ、貸方というのか?
悩まれた方も多いと思います。😔
今回は借方・貸方の意味について、簡単な覚え方についても解説したいと思います。
目次
借方・貸方とは?
複式簿記で記帳していく中で、勘定科目の金額を右側と左側に分けて記入します。
その左右に分けて記入する箇所のうち、左側のことを「借方」、右側のことを「貸方」といいます。
慣れないうちは分かりにくいかもしれません。大切なのは、取引の原因と結果を左右に分けて記録するというルールです。
そもそも、なぜ借方・貸方というのか?由来は?
なぜ、借方・貸方というのでしょうか?実はこれ、深い意味はありません。😲
語源は、複式簿記が生まれた中世イタリア。
帳簿の左側の列にお金を借りている人(帳簿をつけている本人からすると貸付ている人)を、
帳簿の右側の列にお金を貸してくれている人(帳簿をつけている本人からすると借入先)を
記載していたから、と言われています。
しかし、相手目線からすると、借り入れが借方、貸付が貸方ですが、本人目線からすると、貸付が借方、借り入れが貸方となってしまいます。🥴
あまり深く考えずに、左が借方、右が貸方、と覚えたほうが、いいと思います😅💦
「借方と貸方」の簡単な覚え方
でも借方と貸方、文字も似ていて覚えにくい・・・そんな方に、「借方と貸方」の簡単な覚え方を2つ紹介したいと思います。
①「り」と「し」の方向で覚える
まず、一つ目。文字の違う「り」「し」の文字で覚える方法です。
「かりかた」の「り」の払いが左を向いているので・・・借方は左側
「かしかた」の「し」の払いが右を向いているので・・・貸方は右側
②キャッチボールをイメージして覚える
そして、二つ目の覚え方ですが、右利きのキャッチボールをイメージしてください。
左手でボールを受ける・・・入ってくるものを左(借方)へ
右手でボールを投げる・・・出ていくものを右(貸方)へ
左手で受けて、右手で投げる。このイメージで覚えると、理解しやすくなるかと思います。
いかがでしょうか?左・右の覚え方と合わせて、ぜひご活用ください。
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