2018.12.14
保険を使った節税というものがあります。
典型的な使い方は以下の通りです。
例えば、税率30%として、
・1年目に100万円の利益(税金30万円)
・2年目も100万円の利益(税金30万円)
・3年目に180万円の赤字(税金0円)
という会社があったとします。
これに、全額損金になる保険に加入し、
・1年目に100万円を保険料の支払い
・2年目も100万円を保険料の支払い
・3年目に180万円の保険金の受取り
という保険契約を組み合わせると、
・1年目は0円の利益(税金0円)
・2年目も0円の利益(税金0円)
・3年目も0円の利益(税金0円)
となります。
3年目で退職金を支払う予定だったりすると、スケジュールも立てやすいというわけです。
ところが実際には、予定通り退職できない事情が発生してしまい、赤字と保険金の受取りがスケジュール通りにいかなくなったりします。
また、保険料を支払っている期間は資金が眠ってしまいますので、その分、会社の資金繰りは悪化します。
会社経営には予期せぬ事態がつきものですので、十分にご検討の上、ご契約下さい。
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