2018.12.14
保険を使った節税というものがあります。
典型的な使い方は以下の通りです。
例えば、税率30%として、
・1年目に100万円の利益(税金30万円)
・2年目も100万円の利益(税金30万円)
・3年目に180万円の赤字(税金0円)
という会社があったとします。
これに、全額損金になる保険に加入し、
・1年目に100万円を保険料の支払い
・2年目も100万円を保険料の支払い
・3年目に180万円の保険金の受取り
という保険契約を組み合わせると、
・1年目は0円の利益(税金0円)
・2年目も0円の利益(税金0円)
・3年目も0円の利益(税金0円)
となります。
3年目で退職金を支払う予定だったりすると、スケジュールも立てやすいというわけです。
ところが実際には、予定通り退職できない事情が発生してしまい、赤字と保険金の受取りがスケジュール通りにいかなくなったりします。
また、保険料を支払っている期間は資金が眠ってしまいますので、その分、会社の資金繰りは悪化します。
会社経営には予期せぬ事態がつきものですので、十分にご検討の上、ご契約下さい。
以前8月15日のブログで、家賃支援給付金の益金計上時期についての意見を書いてみました。家賃支援給付金の益金計上時期は?① 先日、大手税務週刊誌の2020.10….(続きを読む)
この度の大雨により被害を受けられた皆様方に、心よりお見舞い申し上げます。 さて、微力ながら税金関係のお役立ち情報を提供させていただきます。 【法人】 1.申告期…(続きを読む)
【2012年9月3日】タックス・ヘイブン対策税制(外国子会社合算税制)には適用除外規定があります。と言いますのも制度の趣旨が租税回避行為の防止ですから、実際にビ…(続きを読む)
【2012年10月19日】Out-In-Out取引における移転価格税制上の独立企業間価格の算定方法についてご説明します。 そもそもOut-In-Out取引とは、…(続きを読む)
所得拡大促進税制について 所得拡大促進税制とは、給与等支給額を増加させた場合、増加額の10%(中小企業者等は20%)を法人税(上限は法人税額の10%(中小企業者…(続きを読む)
保険を個人契約から法人契約に変更した場合の注意点についてご紹介させて頂きます。 個人で契約した保険のすべての権利を法人に譲り受けることになります。法人は、解約返…(続きを読む)