事業承継をする前に会社の株主の把握をしていないと、会社が乗っ取られてしまうなどの
思わぬ事トラブルが起こるかもしれません。
これを未然に防ぐためには事前に
◎株主の確定
⇒ 現在の株主及び保有株式数を確定する
⇒ 名義株等※1を整理し、真実の株主関係を株主名簿※2に反映する
◎株主の変動
⇒ 株主名簿上の株主が株式を譲渡等した場合や株主に相続が開始した場合、 株主名簿の状態を実態に合わせる
⇒ 自己株式の取得については、厳格な要件をクリアし、適法に行う必要がある
◎株主の権利
⇒ 株主の権利を把握し、対策を講じる
⇒ 適法な株主総会を開催し、意思決定が無効・取消にならないようにする
※1.名義株とは、会社登記をする際に3名の株主がいなければ設立できない時代があり、
株主として名義だけを借りていた者に対する架空の株式のこと。
※2.株主名簿とは、株主及び株主の持株数を把握し、権利を確定するため、
株式会社に作成・据え置きが義務付けられた法定の帳簿のこと。
などをしておくことが重要になってきます。
また、乗っ取りを防ぐためには、株主の構成も考えておかなければなりません。
中小企業の株主の構成の種類として考えられるのが、
などです。
全ての構成にメリット・デメリットがあるため、しっかり検討する必要があります。
2022.9.25の朝日新聞に、見解を載せていただきました。 市場の拡大とともに、様々な裁判事例も出てきました。 しっかり、検討していきたいと思います。 202…(続きを読む)
事業再構築促進補助金を受給したら、税金はかかるのでしょうか。 例えば、自己資金3000万円と補助金6000万円を合わせて、9000万円の建物を取得した場合、60…(続きを読む)
以前、当事務所において経営革新等支援機関の認定を頂きました。 経営革新等支援機関とは、金融機関や税理士などが 「中小企業経営力強化支援法」に基づき国から認定を受…(続きを読む)
平成25年度の税制改正により 卸売業、小売業、サービス業、農林水産業を営む中小企業者等(個人事業者も含む)が 経営改善に関する指導を受けて設備投資を行った場合 …(続きを読む)
ここまで5回にわたりポイントと税金関係について、所得税を中心にお話をしてきましたが、消費税の処理はどうなるのでしょうか。 一般の消費者の場合は関係ないのですが、…(続きを読む)
ホームページの作成費用は、費用になるのか資産になるのか?ということについて、以前こちらの記事で書いてきましたが、そもそも「全額を資産計上し、一切費用にならなかっ…(続きを読む)