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移転価格税制におけるロケーション・セービングとは?《国際税務》

【2012年10月15日】
移転価格税制におけるロケーション・セービングとは、
地理的市場に帰せられるコストに係る差異をいい、
賃金水準、設備費等を主たる原因とする
ロケーション(所在地)の違いに基づく物価水準の差から生ずる利益をいいます。

具体的には、
工場を海外に持っていき、
安い賃金で製造をすることにより
グループ全体での利益を向上させるような場合です。

例えば、
製品一個の総原価が、
日本の工場で生産した場合100かかるが、
物価の低く労働力が安い海外子会社で生産した場合40になるとします。
販売価格がいずれにせよ150だとすると、
日本工場で生産した場合50の利益ですが、
海外子会社で生産した場合110の利益ということになります。
この60の差は、
主として労働力が安いことで得られた節減、
つまり、海外子会社に工場を移すことにより得られた
ロケーション・セービングであるといえます。

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